人生初のポルノグラフィティライブに参加
彼女からのお誘いがあり、ライブに参加して参りました。
『20th Anniversary Special LIVE NIPPONロマンスポルノ'19〜神vs神〜』
人生初のポルノグラフィティのライブでした。
9月7日、8日の2日間で行われた、デビュー20周年を祝う祭典。両日とも「神セトリ」と言われるようにすることをコンセプトにしたライブだったのですが、その名に恥じぬ内容だったと思います。
次々に歌われるヒット曲の数々。
ファンおなじみの名曲のオンパレード。
ポルノ版「Over"Quartzer"」(彼女談)。
非常に楽しいライブでした。
私はポルノファンとしては未熟ですが、あのライブの熱量は、非常に心に残るものでした。「私の感情のストックを作る」目的で運営しているブログなので、僭越ながら、感想を書いていこうと思います。
恐れ多い、初のライブ参加
人生初のポルノのライブ参加だったんで、正直不安だったんですよね。ポルノは大好きなんですが、「ファン」を名乗るのは申し訳ないというか、慎ましく応援しているだけだったので、自分が行ってもいいものかどうか…
でも学生時代からお世話になっているアーティストのライブなんで、行きたい気持ちはある…。私は他のファンに申し訳ない気持ちを抱えながら、東京ドームへ足を運ぶことを決めました。
1日目 ~そこは、戦場…?~
水道橋駅を降り、東京ドームに到着した私。そしたら、いっぱいいらっしゃるのですよ、ポルノファンの方々が。見渡す限り、ライブTシャツを着た方だらけ。全身を「ポルノグラフィティ」という名のブランドで武装した歴戦の猛者達で、東京ドーム周辺は埋め尽くされておりました。
…怖い。極力目立たないように小さくなっていよう。そう思った私は、これまでの人生で一番の気配遮断能力を駆使し、彼女の隣で小さくなってやり過ごし、会場入りを果たしました。
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1日目 ~両者手加減なし!フルスロットルライブ!!~
ついに始まったライブ。『プッシュプレイ』からスタートすると、『メリッサ』『THE DAY』とカラオケでもおなじみの名曲の数々が次々に繰り出されていきます。時折MCで20年の歴史を振り返りながら、『アポロ』『グラヴィティ』と、なおも怒涛の勢いで続くヒット曲の大波。比較的新しいものから懐かしい曲まで、20年の歴史を渡り歩くかのようなライブ。『ハネウマライダー』『アゲハ蝶』『VS』と、最後まで胸を熱くする時間でした。アンコールでも、なおも止まらぬ勢い。これが、これが20年間活躍し続けるアーティストのライブか。なんて熱量なんだ。
集まってきた猛者達も負けてない。一曲一曲に全身全霊を込めて腕を振る。全力で声を上げる。溢れる思いが声援に変わり、ときには涙に変わり。ライブで聞きたかったあの曲、この曲を耳にしながら、持ってる全てを懸けて挑んでいるのです。20年間追いかけてきた、彼ら彼女らの気合は伊達じゃあない。「お前たちの為に用意してきたセトリなんだぞ!!」という熱を帯びた問いかけに、「ありがとうございます!!!」と、さらなる熱を持って投げ返す。こりゃすげぇとこにきちまったぞ…!。
2日目 ~愚かな私の、愚かな勘違い~
1日目の熱量に影響されてか、若干楽しい気持ちが増えつつも、やはりファンには申し訳ない気持ちを抱えながら、小さくなって会場へと足を運びます。
入ってすぐ、昨日よりステージが遠くなったことに肩を落としました。「これは昨日ほど盛り上がれないかな…。」なんて思ってしまう始末。今思えば、なんて贅沢なやつなんだって、猛烈に反省してます、申し訳ございません。
ライブが始まりました。スタートは1日目と同じ『プッシュプレイ』。
同じ曲?これではファンも落胆するのでは?と思いましたが、違いました。私が愚かでした。
9月8日はポルノグラフィティがデビューした日。そうです。1日目は前夜祭で、2日目こそ本番。真の「ポルノグラフィティの祭典」だったのです。
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2日目 ~遠くからこそ見えた、それぞれの本気~
1日目とは違った熱気に包まれる会場。1日目以上の気迫を見せるポルノの2人。ボーカルの岡野さんの歌声には、1日目を凌駕するほどの熱量が込められているように聞こえました。
あのロッカー まだ闘ってっかな ?
~プッシュプレイ より~
サビのこの部分が、重く、熱く、激しく、 集まった人たちの胸に突き刺さる。そして、当然のようにその熱量に答える猛者達。なんてこった、1日目以上に盛り上がってる。ステージが遠くなったおかげで、周りのファンをよく見渡すことができたのですが、スタンドもアリーナも、示し合わせたかのように一体となって動いているのです。作り出される会場の空気が、まるで芸術のようでした。
曲目としては1日目と同じものもありましたが、テイストを変えて披露してくれる為、聞いているこちらも盛り上がるしかない。また1日目では聞くことが出来なかった『サウダージ』『サボテン』『ヒトリノ夜』などの名曲の大波も、その勢いはとどまる所を知らない。特に「ヒトリノ夜」は、あまりライブでは歌われないことを、事前に彼女から聞いてたため、私も驚きました。
2日目 ~止まらぬ勢い、最後は乾杯~
ついにスタートの勢いのまま『ハネウマライダー』『アゲハ蝶』『VS』と幕を閉じる祭典。『VS』から『プッシュプレイ』の一節を歌う流れは、まさにこれまでの全てを込めた、集大成だったと感じました。
終わってもなお、冷めやらぬ熱気。そのままアンコールへ突入。今度は言葉で、ポルノグラフィティの2人から、これまでの感謝が述べられる。この間、当然会場は静まり返っていたのですが、おそらくファンの胸には、ポルノとの思い出が、それぞれに浮かんでいたような気がします。恥ずかしながら、私も思い出しました。学生時代に夢中になって聞いたり、歌ったりした日々を。
往年のファンも喜ぶ演出を交えながら、ときには笑いも交えながら、アンコールも無事終了。最後は2人でビールで乾杯をして、20年のお祝いとしました。
20周年ライブ「神VS神」とは
この2日間は、20年間支えてきてくれたファンに向けた「ありがとう」の結晶だったんだと思います。披露された楽曲をはじめ、MCでのトーク、スペシャルゲスト、その他数えきれないほどの粋な演出。「ポルノグラフィティ」を必死に追いかけていた人ほど、胸に深く突き刺さる時間だったのではないでしょうか。またファンにとっても、20年間のありがとうを伝える場だったんだと思いました。募り募った感謝が、あれだけの熱い時間を作り上げたのだと思います。アーティストとファンがお互いに感謝を伝えあった、と言うより、ぶつけ合った熱いライブ。本当に素晴らしい時間だったと思います。
個人的には、こんなにもポルノの曲を聴いていたんだなと、気づかせてくれる時間でもありましたね。無意識でしたが、それだけ私の日常は、ポルノグラフィティに支えられていたのでしょう。これからも、ささやかながら応援していきたいと思いました。
ありがとう、ポルノグラフィティ。
ありがとう、ポルノファンの皆さん。
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