まるマッコリの日記(仮)

自分の思ったこと、好きなものを書いていきます。主に特撮やFGO。

まるマッコリの日記(仮)

新しいもの・流行っているものに、悔し涙を飲むときがある。

 普段人に相談するのって苦手なんですよね。「何言ってんだこいつ」って言われるのが怖くて。結局1人で悩んでしまうのがいつものパターンなんです。が、聞きたい事は無いのかと言われれば、それはまた別の話。優柔不断な私は、基本的に人に相談したくなるたちでして…。そう、面倒くさいんです。私。

 

 結騎さんが極まれに呟く「相談あったらどうぞ」的なツイート。毎回目にしては相談内容を考えるものの、「こんな事相談してどうなるよ」と尻込みするのが通例だったのです。だから今回も、他の人の相談内容を見て満足しようと思っていたのですが…。

 ―今回はいつも以上に悩ましい事があったので、意を決して相談をぶつけてみました。

 

 とにかく、とにかく「新しいもの・流行っているもの」への参入が、異常なまでに苦手なのです。特にアニメや漫画と言った二次コンテンツの新規や流行への途中参入が涙が出る程悔しい。理由はいろいろあるんですが、「自分が流行りに乗れていない事実が悔しい」「“ニワカ”っぽさが出るのが嫌だ」に嫉妬心が絡んでくるのが、主な理由です。

 今なんか『鬼滅の刃』が異常なまでに抵抗感があるんですよ。誰かが面白いという度に、私の気持ちが黒く澱んでいくのを感じます。よく聞くラジオ番組で紹介された時は、悔しさで涙を流した程でした。

鬼滅の刃 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

鬼滅の刃 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

 
鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 

 しかしまぁ、新しいものや流行ってるものに対して嫌悪感を示したままでいるのも非常に苦しいというか。面倒くさい私は、世間に置いて行かれるのも嫌なので、なんとか手を出したいとも思っている始末。常に相反する気持ちを抱えながら、二次コンテンツと向き合う日々を送っています。

 結騎さんは時折、「老害にはなりたくない」という趣旨のツイートをされていて、私から見れば、意欲的に新しいものや流行っているものに参入しているように見受けられました。そこには何か秘訣があるのか、あるとしたらご教授願いたい…と、上記のような質問を意を決してぶつけてみました。

 

 

 ...結局、覚悟を決めるしかないのですね。途中参加はどう頑張っても逃れられない事実。流れに取り残されるのが嫌なら、苦しい思いを飲んででも、流れに飛び込む他無いのです。

 しかし、苦しい思いを飲み込んで飛び込んだ流れは、乗れるにしろ乗れないにしろ、その時代の傾向を知る事になるのも事実。映画や漫画の感想を綴る人間としては、非常に有益な収穫となる事でしょう。また傾向が分かれば、流行る前にコンテンツに乗っかる事も可能になると思うので、幾分か次回のハードルを下げられる気がするのです。

 

 もう1つ、私が質問をぶつけていた頃に甘夏さんが「今の流行を見てみた上での自分のインプット、としていくのも一つの手」だとツイートされていて、幾分か飛び込むハードルが下がった気がしました。「流行っているものを後追いする自分」を自覚するから辛くなるのであれば、客観的に流行りを眺める視点に切り替えれば、自分の感情と切り離してコンテンツを追いかけるのかなと。いや…Twitterで相談してみるもんやな…。

 

 

 とはいえ、これで『鬼滅の刃』に飛び込めるかと言われればそれはまた別の話。理解 はできても、実際に覚悟を決めるとなると…もう少し時間がかかりそうです。しかし流行りにおいて行かれるのも苦しいので、近いうちにはなんとかしたい…。なんとかしたいとは、思っているんですけどね…。

 どうあがいても私は私でしかないので、このめんどくささを引き連れて、なんとか飛び込む覚悟を決めていけるように、これから精進していきます。私も老害にはなりたくないので…。

困った老人のトリセツ (宝島社新書)

困った老人のトリセツ (宝島社新書)

  • 作者:和田 秀樹
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2018/04/09
  • メディア: 新書
 

『パシフィック・リム』を初めて見たんだけど、感想がこの一言に尽きる。

映画館で見たかった…!

パシフィック・リム(吹替版)

パシフィック・リム(吹替版)

パシフィック・リム(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/27
  • メディア: Prime Video
 

 

 もうこの一言に尽きます。なんだこの映画は…。最高か?家で映画見てこんなにも滾った事ないぞ…。そしてこんなに後悔した事もない。過去にCGの凄いロボット映画はいくつもあって、その度に「映画館で見ればさぞ迫力があるだろうな」と考えた事はあっても、「映画館で見たかった」とこんなにも後悔した事はありません。何が良かったってもうほとんど全部。

 つらつら書き並べていくから良かったら見てって。

 

 

導入からタイトルまでの流れが良い

 KAIJUが攻めてきたきっかけ→成す術の無い人類→イェーガー操縦システム開発の苦難→人類が初勝利→一時の平和→再び敗北までの導入がいいですね。絶望からの苦難、希望を勝ち得てまた絶望の落差が感情を盛り上げます。

 KAIJUが襲う場面やそれに伴う世界の混乱が、ニュース越しに描写されていたのが不安な気持ちを煽るんですよ。加えてイェーガー操縦システムで苦難が描写されていた事で、あの希望がポッと出ではない事が強調され、リアリティが生まれる。KAIJUとの戦闘がエンタメへと昇華していったのも実に人間らしさがあって良い。

 そして最後に圧倒的な敗北で締める事で、対KAIJUへの緊張感が高まったまま本編へと誘われる。前のめりになったまま映画に没入する事ができるんですよ。導入の盛り上げ方が程よい落差で、非常に心地よいんですよね。

Pacific Rim (Original Motion Picture Soundtrack)

Pacific Rim (Original Motion Picture Soundtrack)

Pacific Rim (Original Motion Picture Soundtrack)

  • 発売日: 2013/10/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

イェーガーが良い

 まずシンプルなのがいい。どちらかと言えば肉弾戦に特化したデザインが男心を擽ります。殴り合いができる二足歩行ロボットっていいよね…。CGの質感が鈍いのも良い。かっこいい。国ごとに特徴が出ていたのも良い。そうそう、そういう個体差にオタクは弱い。

 操縦席に出てくる電子モニターとスイッチの数々。近未来と現代の科学が程よく融合している描写が、またいいんですよね。スーパー戦隊のロボットとは違う武骨な感じのコックピットが、「戦う為に作られた」感を盛り上げてくれるんですよ。

 あとはKAIJUとの戦闘シーン。バシバシ殴る、蹴る。バシバシぶっ放す。取っ組み合って、至近距離で一発かまして、一発かまされて。投げ飛ばしたと思ったら投げ飛ばされて、投げ飛ばされたら体勢立て直してまた突っ込んで。時には片腕が容赦なくもがれ、盛大に敗北する。決して綺麗では無い泥臭い戦いが、これまた男心を擽るんですよね…。

 濡れながら戦闘を行う描写が多かったのも、個人的には刺さりました。雨に打たれながらの戦闘、海での戦闘。とにかく濡れるイェーガーがかっこいい。刺さる。

 とにかく滾る、刺さるが、イェーガーには詰まってました。

 

 

声の配役が良い

 元エースで無頼漢な杉田智和。復讐に燃えるクールビューティー林原めぐみ。現エースで生意気な浪川大輔。頼れる父親池田秀一。絶対的司令官玄田哲章陰キャ怪獣オタク古川徹。ひねくれ数理学者三ツ矢雄二。仕事のできる管制官千葉繫。このメンツの中でもしっかりキャラが立っていたケンドー・コバヤシ。

 「ぼくがかんがえたさいきょーのやくしゃじん」って感じ。理想的過ぎて眩暈がします。各声優さんの代名詞的な役どころに割と近いところで配役がなされているので、個人的性癖にクリティカルなんですよね…。

 確かにこの配役は、洋画の吹き替えとしてはアニメ色が強いです。しかしどの役者さんも、「割とリアルよりの芝居」「舞台映えする芝居」をされる方ばかりなので、私としては違和感は感じませんでした。

 

 

シナリオがいい

 記憶を共有システム作ってた→KAIJUの目的を探れるの流れがスムーズだと思いましたね。「KAIJUの目的を探る為に記憶を共有する装置をわざわざ作りました」みたいなご都合主義が極力排除されていたように見受けられたのが良かったんですよ。

 あと「敵の電磁パルスで最新機器が戦闘不能に→旧型機なら戦える」の流れよ。オタクが好きなやつよこれ。しかも「KAIJUは作られた存在」「これからさらなる猛攻が始まる」事が明かされた上での電磁パルス攻撃、これもポッと出の技では無い、ある程度導入が示唆されていたのがスムーズだなぁって。

 エモさの中にもきちんと整合性がとれていて、見ていて非常に気持ちがよかったです。

 

 

まとめます

 豪快、盛大。それでいてきちんと理屈は通っている。勢いのまま突き進む映画もいいですが、勢いの中にも理論のある映画も素晴らしいと思います。

 …だからこそ、大画面大音響ならさらに楽しい事になっていたはず。うーんもったいない事をした…。いやほんと、この映画の感想はこの一言に尽きます。

 映画館で見たかった…。

『his』感想 特別な事なんて何もない、ただただ愛に溢れた映画だった。

 断っておかなければいけないのは、私は同性愛者ではない。だからこの映画の感想を書くにあたって、様々な記事を読んだが、何をもって理解したと言えるのか、明確な答えは出なかった。

 同性愛者への理解が足りない。その事が、この映画を十分に楽しめていないような気がして、気がかりだった。

 

  

 『his』は、男性の事が好きな男性、所謂ゲイである主人公・井川迅とその元恋人・日比野渚の関係を描いた物語。今泉力哉監督作品はじんわりと温かく、それでいて言葉では表しにくい、何とも言えない愛情を表現する事が特徴的だと考えているのだが、今作もまた、いい意味で言葉に詰まる作品だった。

 以前私は『mellow』という映画の感想をこのブログで書いたのだが、自分の語彙力の無さに辟易した。あんなにも温かい気持ちになれる素晴らしい映画だったのに、何故こんなにも言葉にならないのかと、自分を呪った。それでも必死に言葉を見つけ、作品から受け取った優しい愛情が壊れぬように配慮して感想を綴ったのだが、今でももっといい言葉があったのではないかと思う時がある。

marumakkoriblog.hatenablog.com

 

 『his』はさらに言葉に詰まる。あの優しい愛情表現に、センシティブな内容が加わっており、正直下手な事は言えないとビクビクしながら今まさに言葉を綴っているところだ。さて、どうしたものか…。

 

 

 作中、同性愛に纏わる話題を「不自然」だと表現する場面が多々あった。裁判のシーンで渚の同性愛が話題になった事もあり、同性愛が「普通ではない」と言葉にされる場面も多かった。なにより当事者である渚が、妻がいて子供がいる生活「普通」だと言っていたし、迅もゲイである事が悟られないよう1人で田舎暮らしをしていた人間なので、やはり同性愛というのは、普通ではないというのが世の中の認識だろう。

 

 物語中盤、ゲイである事を隠して村で過ごしていた迅だが、渚とキスしているところを渚の娘・空に目撃される。空はその事を村の人間に無邪気に話してしまうのだが、このシーンで、観客の一部から笑いが聞こえた。

 きっと悪意はないだろう。子供の無邪気さ故に起こったハプニング、そうも解釈できるので、笑う事は決して悪い事ではないとは思う。しかし私は、「生きる為に隠していた迅の秘密が不本意にも暴露され、穏やかな生活が脅かされた」と解釈しており、とても笑える状況ではなかった。むしろあの時の笑いにどこか引っ掛かるものを感じた。

 別の回想シーン。ゲイである事を隠して就職した迅は、会社の飲み会でバレそうになるもその場をごまかす。その時同席していた会社の人間は、皆笑っていた。お酒の席だった事もあったのだろうが、「迅なら寝てもよかったのに」と発言する人間もいた。悪意は無いのだろうが、そこに誠実さは無いように感じた。

 私は、劇場で笑った観客と迅の隣で笑っていた会社の人間が、この時重なった。お互い悪意はない、それでも同性愛をどこかファンタジーのように客観視している感じ。言いようのない違和感を感じた。

 しかしその違和感は、私自身にも感じていた。私は私で「同性愛者である事の生きづらさ」を不憫に思っているようで、それはそれで失礼に当たるのではなかろうかとも考えていた。

 …一体何が正解なのか、分からなくなった。

 

 

 私の中で正解が見いだせない作品だったが、ただ1つだけ確信を持って言える事がある。迅と渚の作る「愛し合うもの同士」の空気感が素晴らしかった事、切なくなる時もあったが、2人のやりとりは見ていてじんわりと心が温かくなった事だ。主演2人の表現力には、思わず声が出てしまった。

 おそらく主演の2人は同性愛者ではないと思う。各種インタビューを漁ってみたが、自身が同じ境遇だったといった発言は見られなかった。しかし宮沢さんの発言からも、藤原さんの発言からも、LGBTQに対して一生懸命歩み寄っている様子だった。

 もちろん理解しているからと言って表現できるとは限らない。理解したから表現できるのであれば、世の中みんな主演男優賞、主演女優賞である。それでも、宮沢さんと藤原さんは演じきったのだ。「愛し合うもの同士」を。

 冒頭のシーンや、作品の随所に登場するキスシーンなどに違和感がない。同性愛者ではない男同士が演じている事を忘れさせる程だ。それだけではなく、何気なく並んで歩いているシーンや一緒にいるシーンにも、友情を超えた距離感が伝わってくる。その仲睦まじさに、思わず笑みがこぼれる。許し許されたもの同士がもつ独特の距離感や空気感を、若い二人は演じきったのだ。

 

 仕事帰りに1人で鑑賞したのだが、鑑賞後無性に、しかし穏やかに、彼女に会いたいと思えた。愛する人間が近くにいる喜びを、じんわりと噛み締めたくなった。そんな映画だった。これだけは唯一、確信を持って言える事だ。

『his』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

『his』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

『his』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: ムビチケ
  • メディア: Video Game
 

 

 

 ―ああ、そうか。彼らは、普通に愛し合っているだけなのだ。私が彼女を愛するように、迅は渚を、渚は迅を、愛しているだけなのだ。 あぁ、今やっと気が付いた。彼らに特別な事なんてなかったのだ。

 

 この記事を書く前は、同性愛者が未知の存在に思えて苦悩していた。一体どのように向き合えばいいのだろうか、どういった感情を持てばいいのだろうか。判断に迷った。

 映画が終わっても劇場で起きた笑い声が心に残り、色んな記事やインタビューを読み漁った。どのように同性愛者と向き合えばよいか、その答えが知りたくて。

 でも考えるまでもなかった。迅と渚の事を書きながら、答えが出ていた事に気が付いた。なにより映画に回答があった事を、色々考えた中でようやく理解できた。

 

 裁判の最後で渚が語っていた、「自分が特別ではない」と。それは同性愛者を正当化する発言ではなく、自分自身を「かわいそうな奴」だと認識していた渚の、懺悔にも後悔にも聞こえる言葉だった。周りが「普通じゃない」と特別扱いする以上に、「自分は世間とは違う」と蔑み、自分自身を特別扱いしていたのだ。

 彼らはただ、愛し合ってるだけなのだ。そこに特別なものなんてなくて、異性愛者と同じような愛情が存在しているだけなのだ。

 あの時劇場で笑った人達の方も、焦燥感を感じた私も、ある意味で正解だったのかもしれない。秘密がバレてしまったという状況はコントなんかでも笑いどころとして用いられるし、人に話したくない秘密がバレてしまえば誰だって焦る。そこに「同性愛者だから」という感情がなければ、特別な感情が無ければどちらも正解なのだと思う。

 

 考えてみれば、そもそも人なんて違う生き物なのだ。育ててくれた家族や、一緒に過ごしたいと思う彼女ですら、私と全く違う価値観や考え方を持っているのが「普通」で「常識」。自分が他とは違う事が当たり前なのだ。それが同性愛者となった途端に、「普通」や「常識」が通用しなくなる。そうではない。みんな違うのが「普通」で「常識」なのではなかろうか。

 

 

 私は言葉に疎い。これまでも熱量だけで感想を書き上げてきた。だから今回も同じように、それでも細心の注意を払って、いつものようにつらつらと綴っていきたいと思っていた。というより、書きたかったのだ。下手に人を傷つけてしまうくらいなら書かない方がいいのではないかとも考えたのだが、それは私の気持ちが許さなかった。拙くても書きたかったのだ、この美しくも優しい世界の話を。

 結果的に書いて良かったと思っている。書いた事で、自分の中にあった感想を見つける事ができた。 今は作品に対する感動というよりも、納得感の方が強い。「なんだ、そんな事だったのか」と腑に落ちた気持ちの方が強いのだ。あぁ、本当にいい映画だった。ただただ愛に溢れた、素晴らしい映画だったんだ。

マリアロード

マリアロード

  • アーティスト:Sano ibuki
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL MUSIC LLC
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

『ベイマックス』感想 赤い鎧は守る為に。持てる力を結集せよ!

シンプルながら愛くるしい

 『ベイマックス』、鑑賞しました。

ベイマックス (吹替版)

ベイマックス (吹替版)

ベイマックス (吹替版)

  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: Prime Video
 

 

 テーマパークに行く度に、何かしらの新商品が出てるので、その人気ぶりが伺えます。楕円形の白地にかかれた黒丸を線で繋いだだけというシンプルながらも愛嬌のある顔面は、どんなグッズにもデザインする事ができ、そのマシュマロボディから様々な仕様のぬいぐるみが登場しました。

 4月からはランドの方でアトラクションも稼働するとの事。気にはなりますが、1年ぐらいは待つ事になるかな…。まぁ期間限定ではないので気長にいこうと思います。

 彼女もベイマックスが大好きで、新商品を見つけては苦悶の表情を浮かべています。買いだしたらキリがないと分かってはいるものの、次々と登場する愛くるしいデザインが施されたグッズ達に目が離せない様で…。隣でずっと見てきたのですが、よく耐えているなと感心するばかりです(笑)。

 

 昔から彼女に「絶対ベイマックス好きだから見てよ!」と言われ続けていたのですが、この度やっと鑑賞致しました。特にきっかけは無かったんですが、強いて言うなら目標達成の為です。契約しているサブスクは有効活用しなくてはね。

 以下、感想をつらつらと。

 

 

相棒ベイマックスの可愛さに心の痛みは10

 ベイマックスかわいいのです。ヒロの「痛い」に反応して登場するシーン、狭いところにミチミチに詰まっているシーン、危機が迫った時の棒読みの「アーっと」。かわいすぎるのです。愛くるしいのです。これはみんな好きになるのです。

 こんなに愛くるしさ振りまいておいて、ヒロが落下するときに庇ったり、怒りに我を忘れるヒロにタダシを存在を諭したりと、要所要所でバディとしての働きを見せる。そんなのもうずるいじゃん…。みんな好きになる奴じゃん…。

 んで極めつけは最後のわが身犠牲にヒロを異空間から脱出させる最後でしょ…。完璧じゃん…ベイマックス。マスコットとしても相棒としても完璧な仕事ぶりなんですよ…。

 ―くそっ!途端にグッズが欲しくなってきやがった!!

 あと何気にベイマックス2.0は性癖に刺さるから。割とガチで稼働フィギュア欲しくなりました。強化フォームって、ムネアツだよね…。 

ベイマックス ザ・シリーズ アーマーアップ ベイマックス2.0

ベイマックス ザ・シリーズ アーマーアップ ベイマックス2.0

  • 発売日: 2018/10/20
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

王道ヒーローもの

 噂には聞いていましたが、少年漫画さながらの王道ストーリーでしたね。キービジュアルのハートフルな感じからはかけ離れていたと思います。自分の発明を悪事に利用する輩を、死んだ兄貴が残した介護ロボットと、兄貴の友人達と協力し、持てる技術を結集させて立ち向かっていくヒーローストーリー。原作がマーベルコミックとは聞いていたのですが、まさかディズニー作品でがっつりヒーローものが見れるとは。

 活躍する個々のキャラクターにも個性があって、能力をきっちり差別化されているのも、チームとしての彩りを華やかにしてくれていると思います。誰かが埋もれる事もなく、誰かが特出して強い訳でもなく、平等に強いというのは、見ていて心地が良いです。

 

 

兄の形見があくまでもベース

 タダシが介護用にと、思わず抱きしめたくなるフォルムを目指して作られたベイマックス。そのベイマックスを、ヒロは戦いもできるようにとに手を加えます。

 良かったなと思ったのは、改造ではなく改良である事。戦闘用に特化するのであれば、あのボディやプログラムを書き換える事ぐらい、ヒロにはできたはず。現にヒロは、怒りで我を忘れた時に、タダシが作ったプログラムを一時的に取り除きました。

 あくまで兄が作ったものがベースである。ここに、ヒロが持つ兄タダシへの愛情を感じられました。兄が作ったものを大事にしたい。あの赤い鎧は、兄が求めた癒しのボディを守る為なのだろうし、兄が必死にラーニングしたプログラムがベイマックスの主人格である事からも、ヒロが持つダダシへの愛情が感じられました。

 

 

もう少し手を取り合う描写が欲しかった

 個人的には、もう少し協力プレーが欲しかったかなという印象です。ヨウカイとの初戦におけるチーム同士が足を引っ張る展開があったからこそ、最後の戦いでは直接的に助け合って戦う描写が見たかったな、と言うのが正直な感想です。

 マイクロボットの数をチーム一丸となって減らしたからこそヒロは勝利できたのですが、もっとこう…、ゴーがハニーを高いところに運んで、浮遊している間にゴーもハニーもマイクロボットを破壊、落下するまでにゴーがハニーをキャッチして次の現場へ…とか、フレッドの看板を足場にワサビが空中を縦横無尽に駆け巡る…とか、チーム同士の目に見える協力プレーがあればなお良かったと思いました。

ベイマックス ヒーローズバトル - 3DS

ベイマックス ヒーローズバトル - 3DS

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: バーグサラ・ライトウェイト
  • 発売日: 2015/12/10
  • メディア: Video Game
 

 

 

短編も後で見ます

『ディズニーDX』を利用したのですが、他にも何本か短編があるようなんで、今後はそっちの方を定期的に鑑賞していきたいと思います。ひとまずこれで彼女に小突かれる事も無くなったし、アトラクションも心から楽しむ事ができるようになりましたが、次回新商品を見た時には、私も悩む事になるでしょう…。

 ディズニー作品は大概人気を博すと、続編なんかも作られたりするのですが、『ベイマックス』はどうなんでしょうね。公開されると嬉しいんですが…。まぁこれも、気長に待ちましょうかね…。

ベイマックス/帰ってきたベイマックス (吹替版)

ベイマックス/帰ってきたベイマックス (吹替版)

  • 発売日: 2018/07/03
  • メディア: Prime Video
 

『バンブルビー』感想 青春時代に未知との遭遇、私が求めていた「トランスフォーマー」。

私のトランスフォーマー遍歴

 『バンブルビー』、鑑賞しました。

バンブルビー (吹替版)

バンブルビー (吹替版)

バンブルビー (吹替版)

  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 「トランスフォーマー」シリーズ、ニワカですが大好きです。『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』、『ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー』からスタートし、『トランスフォーマー カーロボット』『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』ですくすく育った私。ちなみにキャラクターとしては、ビーストウォーズのタイガトロン、ブラックウィドー、マイクロン伝説のジェットファイヤーが好きです。

 最近だとYouTubeで配信されるようになった『トランスフォーマー サイバーバース』が作品としては気に入ってます。あのわちゃわちゃ感、既視感がある(笑)。


アニメ トランスフォーマーサイバーバース 1話 transformers

 

 マイケル・ベイ監督のド派手アクションが見ものの『TRANSFORMERS』ももちろん大好き。ドカーンバコーン!ガッシャ―ン!!バババババ!!!バッコーン!!!!外人の男と女が最後にブチュー!!!!!「私たちの戦いはまだまだ続く(意訳)(CV:玄田哲章さん)」という、徹頭徹尾なハリウッドクオリティ。良き。

 そんなド派手アクションに期待もしつつ、ビジュアルに映っている少女との絡みにも注目しながら、『バンブルビー』を鑑賞しました。

 以下、感想をつらつらと。

 

 

バンブルビー、かわいい。

 まずもってバンブルビー、めっちゃくちゃかわいいのな…。この作品で改めてその愛らしさに気づかされました。声優さんが「お母さんになりたい」と言っていた気持ちがよく分かる…。

 はしゃいだり、しょげたりと、良くも悪くも子供っぽいんですよね。無邪気なんですよ。機械生命体という地球上では存在しない異物でありながら、そのリアクション1つ1つに「人間らしさ」を感じさせてくれるのが、見ていてワクワクしました。

 『TRANSFORMERS』で登場するトランスフォーマー達は、比較的合理的な思考回路を持ったキャラクター達がほとんどで、個人的に冷たい印象だったんですよね。実写作品なので仕方ないのかなと割り切って見ていたのですが、なんとなく拭いきれないものがありまして…。それ故にバンブルビーが見せる愛らしさ、子供っぽさには心を射抜かれましたよ。何故…何故今までこの可愛さに気づけなかったのか…。

トランスフォーマー SS-01 バンブルビー

トランスフォーマー SS-01 バンブルビー

  • 発売日: 2018/04/21
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

青春×トランスフォーマー

 心に葛藤を抱えた少女とトランスフォーマーが心を通わす物語。世代的に非常に擽るものがあります。『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』でも、少年達とトランスフォーマーが関わり、共に成長していく様が描かれていましたが、良いですね。滾ります。

 過去の『TRANSFORMERS』でも人間との関わりは描かれていましたが、後半に進むにつれて大人とのやり取りが多くなっていったので、個人的には物足りない部分もありました。私は心のどこかで、トランスフォーマーというコンテンツを青春と絡めて欲しいと思っている節があるようでして…。

 故に今回の『バンブルビー』、非常に嬉しかったです。家族とも友達ともうまくいかないチャーリーが、未知との遭遇をきっかけに精神的成長を遂げていく姿は、私が求めていた「トランスフォーマー」でした。そうそう、大人との共闘も好きなんだけど、青少年達が一皮むけていく様もいいんだよね。

 

 

新作はビーストウォーズを基に 

www.cinematoday.jp

 『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に基づく新作が制作されているという事で、私としては否が応でもあの無法地帯を期待してしまいます。『トランスフォーマー サイバーバース』にも出演されていた子安武人さん、千葉繫さん、岩田光央さんらの絶妙なバランスの取れたわちゃわちゃ。無法地帯と言われながらも、きっちりお芝居として成立している不思議なあの時間が再び訪れると思うと、胸が高鳴ります。

 ただビーストウォーズに登場するのは機械生命体だけで、人間と交流する事はなかったと思うんですが…。その辺りどう展開していくのか、気になるところではあります。

 

 繰り返しになりますが、私は少年少女がトランスフォーマーとの関りの中で成長していく様を求めてしまうので、新作にも同じような期待を寄せています。無法地帯である事も楽しみなのですが、それ以上に青春を感じる事ができる作品であれば、こんなに嬉しい事はありません。

 …まぁたぶん、私の求めてるものって少数派な気がするので、あまり期待せず続報を待ちたいと思います(笑)。

#1-4

#1-4

  • メディア: Prime Video
 
バンブルビー [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

バンブルビー [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]