シンプルながら愛くるしい
『ベイマックス』、鑑賞しました。
テーマパークに行く度に、何かしらの新商品が出てるので、その人気ぶりが伺えます。楕円形の白地にかかれた黒丸を線で繋いだだけというシンプルながらも愛嬌のある顔面は、どんなグッズにもデザインする事ができ、そのマシュマロボディから様々な仕様のぬいぐるみが登場しました。
4月からはランドの方でアトラクションも稼働するとの事。気にはなりますが、1年ぐらいは待つ事になるかな…。まぁ期間限定ではないので気長にいこうと思います。
彼女もベイマックスが大好きで、新商品を見つけては苦悶の表情を浮かべています。買いだしたらキリがないと分かってはいるものの、次々と登場する愛くるしいデザインが施されたグッズ達に目が離せない様で…。隣でずっと見てきたのですが、よく耐えているなと感心するばかりです(笑)。
昔から彼女に「絶対ベイマックス好きだから見てよ!」と言われ続けていたのですが、この度やっと鑑賞致しました。特にきっかけは無かったんですが、強いて言うなら目標達成の為です。契約しているサブスクは有効活用しなくてはね。
以下、感想をつらつらと。
相棒ベイマックスの可愛さに心の痛みは10
ベイマックスかわいいのです。ヒロの「痛い」に反応して登場するシーン、狭いところにミチミチに詰まっているシーン、危機が迫った時の棒読みの「アーっと」。かわいすぎるのです。愛くるしいのです。これはみんな好きになるのです。
こんなに愛くるしさ振りまいておいて、ヒロが落下するときに庇ったり、怒りに我を忘れるヒロにタダシを存在を諭したりと、要所要所でバディとしての働きを見せる。そんなのもうずるいじゃん…。みんな好きになる奴じゃん…。
んで極めつけは最後のわが身犠牲にヒロを異空間から脱出させる最後でしょ…。完璧じゃん…ベイマックス。マスコットとしても相棒としても完璧な仕事ぶりなんですよ…。
―くそっ!途端にグッズが欲しくなってきやがった!!
あと何気にベイマックス2.0は性癖に刺さるから。割とガチで稼働フィギュア欲しくなりました。強化フォームって、ムネアツだよね…。
王道ヒーローもの
噂には聞いていましたが、少年漫画さながらの王道ストーリーでしたね。キービジュアルのハートフルな感じからはかけ離れていたと思います。自分の発明を悪事に利用する輩を、死んだ兄貴が残した介護ロボットと、兄貴の友人達と協力し、持てる技術を結集させて立ち向かっていくヒーローストーリー。原作がマーベルコミックとは聞いていたのですが、まさかディズニー作品でがっつりヒーローものが見れるとは。
活躍する個々のキャラクターにも個性があって、能力をきっちり差別化されているのも、チームとしての彩りを華やかにしてくれていると思います。誰かが埋もれる事もなく、誰かが特出して強い訳でもなく、平等に強いというのは、見ていて心地が良いです。
ベイマックス MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: Blu-ray
兄の形見があくまでもベース
タダシが介護用にと、思わず抱きしめたくなるフォルムを目指して作られたベイマックス。そのベイマックスを、ヒロは戦いもできるようにとに手を加えます。
良かったなと思ったのは、改造ではなく改良である事。戦闘用に特化するのであれば、あのボディやプログラムを書き換える事ぐらい、ヒロにはできたはず。現にヒロは、怒りで我を忘れた時に、タダシが作ったプログラムを一時的に取り除きました。
あくまで兄が作ったものがベースである。ここに、ヒロが持つ兄タダシへの愛情を感じられました。兄が作ったものを大事にしたい。あの赤い鎧は、兄が求めた癒しのボディを守る為なのだろうし、兄が必死にラーニングしたプログラムがベイマックスの主人格である事からも、ヒロが持つダダシへの愛情が感じられました。
もう少し手を取り合う描写が欲しかった
個人的には、もう少し協力プレーが欲しかったかなという印象です。ヨウカイとの初戦におけるチーム同士が足を引っ張る展開があったからこそ、最後の戦いでは直接的に助け合って戦う描写が見たかったな、と言うのが正直な感想です。
マイクロボットの数をチーム一丸となって減らしたからこそヒロは勝利できたのですが、もっとこう…、ゴーがハニーを高いところに運んで、浮遊している間にゴーもハニーもマイクロボットを破壊、落下するまでにゴーがハニーをキャッチして次の現場へ…とか、フレッドの看板を足場にワサビが空中を縦横無尽に駆け巡る…とか、チーム同士の目に見える協力プレーがあればなお良かったと思いました。
短編も後で見ます
『ディズニーDX』を利用したのですが、他にも何本か短編があるようなんで、今後はそっちの方を定期的に鑑賞していきたいと思います。ひとまずこれで彼女に小突かれる事も無くなったし、アトラクションも心から楽しむ事ができるようになりましたが、次回新商品を見た時には、私も悩む事になるでしょう…。
ディズニー作品は大概人気を博すと、続編なんかも作られたりするのですが、『ベイマックス』はどうなんでしょうね。公開されると嬉しいんですが…。まぁこれも、気長に待ちましょうかね…。