まるマッコリの日記(仮)

自分の思ったこと、好きなものを書いていきます。主に特撮やFGO。

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『ジョン・ウィック:パラベラム』感想 味方がいないことの苦難 情に生きてこそのジョン・ウィック

フォロワーさんが面白いと言っていたので…

ジョン・ウィック:パラベラム』鑑賞しました。

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映画『ジョン・ウィック:パラベラム』オフィシャルサイト

 

過去作を慌てて拝見し、劇場に駆けつけた次第です。1も2も面白かった。頭を空っぽにして見る事が許される作品だったと思います。アクションがとにかく凄い。

 

最新作となるチャプター3も、これでもかとアクションで魅せます。劇場で見るからこそ、この作品の感動は完成するのかもしれません。

以下、感想をつらつらと。

 

 

シリーズ屈指の苦戦を強いられる今作

追放されたジョンを待つのは、「絶望的なまでに不利な状況」。今まで味方だったものは全て敵になり、容赦ない猛攻が彼を暇無く襲います。

武器を頼もうにも誰も取り合わず、傷の治療を頼むも途中で拒まれ、彼は真の孤独となりました。

味方がいない事も、武器を持たない事も、襲う側には関係ない。むしろ好都合とばかりに、次々と襲撃をかけられる。

それでもなお、拾った武器や奪った武器で応戦するあたり、さすがはジョン・ウィック

様々なつてを頼りにトップへの交渉を目指すジョン。一度は戻る事を誓ったが、彼の下した決断は「自身で歩む事」。そして再び、彼は戦いに身を投じてゆく…。

 

 

全てが敵に

例え裏の社会でも、そこには秩序と支えてくれる存在がいる事が過去作からもよく伝わってきました。戦いに必要な武装も情報も、裏社会の為に組織された「会社」のようなものが担ってるからこそ、闇の男の仕事は成り立つ。

今回それが断たれてしまったら?

周囲が一瞬にして敵になった?

今回ジョンが戦った相手とは、「裏の社会」そのものだったと感じます。

 

 

情に生きてこそ「ジョン・ウィック」かなと

どこまで逃げても裏社会は見逃してくれない。彼は結局、更なる上の存在に掛け合う事で、自身の命を守ろうとします。奥さんとの繋がりを示す、唯一の物証さえも手放して。奥さんとの記憶がある自分こそ守らなければならないと。

 

彼はもう「愛」に生きているんですよ。奥さんとの記憶が、彼が今忠誠を誓えるものなんですよね。だから、記憶がある自分自身が生きなきゃならないと考えていたのだと思います。

 

そんな「愛」という情で生きる人間が、かつての仲間を殺せるはずがないんですよ。

支配人に情があるから、殺せない。それが今の彼。

正直ちょっとホッとしました。あれだけ人を愛せる人間が、恩情をかけてくれた人間を殺せるのは、ちょっと悲しいというか。

最強の殺し屋でもあり、妻を溺愛し、そして仲間を思う彼こそ、ジョン・ウィックであって欲しいと思うのです。

 

 

アクションシーンの爽快さは健在

相変わらず大迫力のアクションシーンでしたね。

前半は中々協力が得られずに苦戦しながらも戦い抜くジョン。後半はいつも通りの無双状態のジョン。どちらも非常に見応えがありました。

本で殴る!馬で駆ける!ベルトで戦う!

ラストの強装備相手の銃撃戦や透明な部屋での格闘戦は、手に汗握りました。

 

 

支配人には味方でいて欲しい

あの裏切り、まだ何かありそうだなぁと、根拠もなく思っています。1時間の猶予を与えてくれた支配人が、今更我が身可愛さでジョンを見捨てるのかなって。

除名処分の際にハッとする表情を見せましたが、その事を予想してた気がするんですよね…。

いや、私の願望なのですがね…。支配人には味方でいて欲しいっていう…。

 

 

続編に期待

更なる戦いが待ち受けていそうな予感。まだまだ最強ジョン伝説を刮目できそうです。嬉しい。

どん底に突き落とされたジョンが今後どのような活躍を見せるのか、楽しみです。


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