『映画テン年代ベストテン』振り返り
『映画テン年代ベストテン」に参加すべく記事をしたためました。
詳細はこちら。
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感想を書き終えてから他の人のランキングも見始めたのですが…。いやぁ、見るたびに自分のランキングが小さい事を思い知らされますね(笑)。『シン・ゴジラ』とか『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とか、それはそれはもう凄まじいラインナップでして…。私が見ていない作品まで含めて、如何にも「映画を愛している人のランキング」といった感じでした。ハハハ…。
案の定、発表された最終結果には、私の推した作品は1つも入っていませんでした。
それでも後悔はしてません。見ていない作品をランキングに並べられる度胸は無いですし、「私にとっての10年代のランキング」として胸を張って送り出したものなので、これで満足です。
ただ選考する上で、私もそれなりに悩みました。本数が少ないとはいえ10本以上は見てますし、それぞれに思い入れがありましたし。今回は劇場で見た作品のみに絞ってランキングを作成しましたが、それでも難航しました。ランキングに入れては外し、入れては外しを繰り返した作品もあれば、完成目前で思い出すような作品もあって、それはそれは大変な事態でしたよ(笑)。それでもランキングを作っている間、終始楽しかったです。選んでいる内にまた見たくなった作品もありましたし、自分がどんな映画を好むかも、何となく掴めた気がします。
念の為言っておきますが、これまで見た映画はどれも面白かったです。しかし今回は面白かったというより、個人的な思い入れが強かったものを優先しました。「10年代を代表する」なのでね。
今年の映画
さてさて、もう今年も残すところあと僅か。10年代は振り返ったのですが今年はまだ振り返ってない…。そこで今回は、今年見た映画をランキングにしていこうかなと。そんなに見たかなと思って並べてみたら、今年に限ってはまぁまぁの本数見てたので、やってみようと思います。判定基準は単純に「見て良かった、内容が面白かったかどうか」でランキングにしました。よろしければお付き合いください。
以下、つらつらと。
10位 ヒキタさん! ご懐妊ですよ
見たい映画と見たい映画の間を埋める為の、繋ぎのような役割を兼ねて鑑賞したところ、思いのほか泣いてしまった一作。とにかく男に伝わるように作られていて、色々考えさせられる映画でした。何度も言うけど、これから子供を考えている男性に見て欲しいなと思っています。
子は、親の努力の結晶なんだって事、これからの自分に言い聞かせて生きたいと思いました。
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9位 “隠れビッチ”やってました。
痛い程に自分。辛い程に私だった映画。これも時間潰しに鑑賞したところ、思いのほか泣いてしまった映画。この映画をいつか笑って鑑賞したいし、鑑賞後には懐かしいさやもどかしさでいっぱいになれる人間でありたいと願うばかりです。
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8位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
映画って面白いなーって漠然と思い始めた頃に鑑賞した作品。素人でも分かる映画愛に溢れた作品だったかなと思います。
ただ本作がランクインできたのは『伊藤健太郎のzipシネマ』での前情報があったおかげでして。そのおかげで、映画の背景を調べる事の重要性に気づかされました。もっとも、なかなか実行には移せていないのが悩みの種ですが…。
このブログで初めて映画の感想を記事にしたのも、この作品だったかな。なんだかんだで結構思い入れがあります。円盤購入の為の資金繰りを絶賛考案中。
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7位 ジョーカー
心の闇を掻き毟られるような、そんな作品だったなと。「面白かった」というよりは「こんな映画にも出会えて良かった」という感じです。
世間でも様々な考察が飛び交った本作。私も感想記事を掲載しましたが、この作品に抱く感想は、これからコロコロと変わってきそうで面白いなと思っています。円盤の予約もしたので、自宅でじっくり見ながらいろいろ考えたいなと。
どうかホアキンジョーカー、実在していてくれ…。
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6位 シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢
ある意味『ジョーカー』と同じくらい心を掻き毟られた本作。とにかくおじさん達の明るくない現実が痛々しく、気持ちを沈ませます。それでも『ジョーカー』より順位が上なのは、こちらの映画の方が、最終的に明るい気持ちにさせてくれるから。ダメ人間達のほんの一瞬の、一瞬にも満たない僅かな時間だけの栄光だったのかもしれませんが、「ひたむきに頑張る事」の眩しさを改めて実感できた作品でした。
5位 天気の子
日に日にこの作品が愛おしくなります。と同時に、この映画の様には頑張れないなと、悲しい気持ちにもなります。どうしてこうなっちゃったんだろうな…。
青臭い物語だったのかもしれませんが、その青臭さが、今はどうしようもなく眩しいし、羨ましい。あんな気持ちを取りこぼさないように必死に生きてきたつもりだったんですけどね、どうすればよかったんでしょうね、ハハハ(笑)。
4位 アド・アストラ
夢を追いかけるとは、仕事を頑張るとは、この映画を思い出すたびに考えさせられます。夢は呪いであり病である。それはこの映画からも、そして実体験からもそう思います。現実と向き合って、今ある大切なものを抱きしめられた物語の結末は、今でもとても羨ましいです。
また映画は無音の時間が結構あったのですが、その間劇場内が独特の緊張感に包まれたのも印象深かったです。また1つ、新しい映画の楽しみ方を知れた気がしました。
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3位 シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
記事にも書きましたがとにかく原作愛に溢れた実写映画で、その愛に溺れる事がとにかく楽しかったです。まさかフランス映画が、こんなにも懐かしい気持ちにさせてくれるとは…。完成度の高い実写作品を見れた事も嬉しかったのですが、こんなにも日本のアニメを愛してくれている人がいるんだと思えた事が、何より嬉しかったです。
そういえば、最近字幕版が公開されましたね。そちらも気になっています。
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2位 コードギアス 復活のルルーシュ
『オシゴトガタリ』、『テン年代ベストテン』でも触れました。劇場3部作の続編にあたる映画です。繰り返しになりますが、個人的には『反逆のルルーシュ』の続編としては、この作品だけでは足りないと思っています。
あれだけ壮絶な最後を遂げたルルーシュの復活に際し、掘り下げて欲しいキャラクターが多すぎる。スザクで1話、カレンで1話と、主要キャラ毎に30分割いたテレビシリーズでやって欲しかった。故に2位。
しかし、やはりファンとしては新作が作成された事は大変喜ばしく、テレビシリーズでは叶わなかった、カレン、ズザク、ルルーシュの共闘は「これが見たかったんだ」と胸を熱くさせてくれました。何より、ルルーシュとC.C.の関係に新しい解答を示してくれた本作を、評価しないわけにはいきません。BD届いたので、また改めて感想をまとめたいと思っています。
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1位 劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
生まれて初めて、映画を見て笑いながら泣きました。2019年の映画の中でもとりわけ衝撃だった作品でした。『テン年代ベストテン』に入らなかったのは平ジェネがあったから。あちらの方の重みが個人的には強めなんですが、「統一性のない凸凹感こそ平成ライダー」と示した本作も、平成の締めくくりとして納得せざるを得ない作品でした。
それぞれのライダーが自身のタイトルを背負ってキックを繰り出す姿、各ベルトがかわるがわるアップになる画と、20年という月日を感じされる作品だったなとしみじみ。新たな時代に突入した仮面ライダーですが、これからも末永く続いてほしいなと思うばかりです。
2020年も映画をつらつらと
うーん、やはりランキングは難しいね…。他にも面白かった作品いっぱいあるんだけど、10に絞っちゃうとこんな感じかな…。結騎さんを真似てやってみたはいいけど、なかなかうまくはいかないものです(笑)。案の定、私がランキングに入れなかった作品があちらに入っていたり、まぁ感性は人それぞれって事なんでしょうね…。かなり不安が残るけど(笑)。
とは言え、「映画館で映画を見る」が習慣化してきた今年としては、このランキングで文句は無いです。集計してみて分かったのですが、平均月3回も映画館に行っていた事は非常に驚きました。来年はもっと行けるといいな…。
自己満足の薄味ではありますが、引き続き見た映画はどんどん感想として残していくつもりなので、よかったら読んでいってください。もっと深く考察できるようになりたい…。